欧州投資銀行(EIB)は、ドイツのSmart Reporting GmbHに1,500万ユーロ(約16.45億円)の融資を行ったと発表した。同社は、人工知能(AI)を用いた医療文書化技術を活用し、医師の業務効率化と患者ケアの改善を図っている。
Smart Reporting GmbHは、2014年に創業されたスタートアップ企業である。同社の技術は、医師が診断や治療計画を立てる際に必要な文書化作業を省力化することで、診療現場の効率化を実現するとともに、正確で迅速な診断結果や適切な治療計画の策定を促進することを目的としている。
今回の資金調達により、同社は新しい製品やサービスの開発に着手し、欧州内外の医療機関に対する展開を加速することができるとのことだ。
Smart Reporting GmbHの共同CEO、Peter Vanovertveld氏は、今回の融資により同社は「長い道のりを進むことができる」と、BioWorldに語っている。
医療分野におけるAI技術の導入が急速に進む現代において、Smart Reporting GmbHは、医療現場における効率化と正確性の向上とともに、患者ケアの質の向上にも貢献する可能性を秘めている。今後の同社の成長に注目が集まる。
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